学校法人平方学園は、平方金七先生によって、昭和八年、平方裁縫女学校として前橋市に設立されました。その後、校名の変更や学校の新設・改廃等の経緯はありましたが、群馬県をはじめとする地方公共団体、地域社会の皆様、卒業生などによる様々なご理解・ご支援・ご協力のもとで、本年で九十年を迎えることが出来ました。多くの皆様方からのご援助・ご協力をいただけましたことに、改めて、心からの感謝を申し上げます。
この九十年の間には、戦争から平和へ、そして経済の発展や石油・リーマンショックによる社会の停滞、また、阪神・淡路や東日本の大震災に伴う大きな被害やそこからの復興などと、多くのことがありました。また、現在は人口の減少という時代を迎えています。
明和県央高等学校、幼保連携型認定こども園明和幼稚園、明和児童クラブからなる本学園は、教育の目的を踏まえるとともに、社会や時代の変化に適切に対応出来る人間となる上では、物事に積極的に、前向きに取り組む人材を育成することが大切であるとの考えに立ち、建学の精神を「進取」と定めています。そして教育活動の推進に当たっての理念を「自分の人生を自ら考え 自ら切り拓いていく 智恵と力を育む場の提供とそのサポートをする」としています。
私ども平方学園は、教育に関わるこれらの考えをしっかりと踏まえ、今後とも皆様の教育に寄せる期待に応えられるよう、九十周年を契機に、教職員が気持ちを新たにして、教育に取り組みますので、皆様方のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。